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教育から新しい社会のあり方を考える参加型ブログ。国内外のさまざまな教育の紹介など役立つ情報をお届けします。
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【編集長】
柴田敬三(しばたけいぞう)
㈱ほんの木(代表取締役・編集者)

「ほんの木」は、1986年設立の市民派・オルタナティブ(代案提示型)の小出版社。
現在、0~7歳児の親のための本「子どもたちの幸せな未来」シリーズ(隔月刊・年6冊発行)や、代替療法の本「自然治癒力を高める」シリーズ(年4回刊)を発行。
また、環境、エコロジー、NGO、ボランティア、障害者福祉、人権、民主主義、有機農業、ジャーナリズムなどのジャンルの出版物を発行してきました。詳しくは小社HPか、『売れない本にもドラマがある』(柴田敬三・著)をご覧ください。
また、市民派出版物は、なかなかメジャーに売れないため、オーガニック雑貨や健康改善の漢方入浴剤などの商品の通販&卸も手がけています。

shibata@honnoki.co.jp

ほんの木

柴田敬三の
「集まれ!世直しブログ」


*コメント、TBは大歓迎ですが、当方の一方的判断で掲載を控えることもあります。ワガママ勝手、独善的ブログですみません。
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No. 15 パチンコと子育てと性教育

(1)「パチンコ屋さんに託児所を!」という話が、なんでも朝日新聞の読者の投書、「声」欄で議論になっているそうです。
おおむね、男性は反対。女性は賛成、という傾向だとか。

(2)またこの所、「性教育」の不在に対しても、様々な意見が出てきました。

どちらも重大な要素をはらんでいると思います。

(1)については、まず子育て・育児より、親はパチンコを優先する、ということが問題かどうか、が一点。親がパチンコをやりに行く時、子どもを家に一人で置いたり、車の中で待たせるわけにもいかない。(夏は熱中症で事故も多い)という理屈。が、一方、もし仕事場の近くに託児所があれば、それは男性からも非難の対象にならないとも思えます。
要は、「パチンコ」を恐らく昼間からやることと、子育てと、どちらが大事か、という認識の問題です。(但しパチンコ屋さんのビジネスからみたら、なかなかすごい企画ですよね。ユーザーへのサービスという点で)特に、子育てをするお母さんの問題なのでしょうね。

うーん。これって常識問題のような気がしませんか?
男だけ、パチンコOK、子育て中の女性はNO、というのが第一おかしいし、子どもと一緒に生活をする必要のある人(女性も男性も)が、子供よりもパチンコ優先、というのも非常識。もしパートナーがパチンコしたかったら、どちらかが子どもを見る、というやり方もあるはずです。

もはや完全に、議論以前のレベルの話、と思います。
でもこの辺が、今の日本人の「普通」だとするとテレビで政治が悪い方へ簡単に動くのもうなづけます。
こうした私の常識から逸脱した議論に対し、私は何もいえません。
政治的に、日本に引きこもっている理由の一つです。
但し、昔々、大学生の頃、パチンコ好きでした。子どもができて、やめましたが。好きだったタバコもゴルフもやめました。

次に(2)について。
性教育、不在ですよ。日本、特に。
小社で「子どもたちの幸せな未来」シリーズ第3号で「どうしてますか?子どもの性教育」を特集しました。とても読者に好評でした。オープンな、進んだ性教育議論を掲載したからです。

もちろん今の日本の文部科学省のような、クサいものにはフタのような、旧態依然の古い考えの逆です。

30年以上、性教育に取り組んでこられた、北沢杏子さんの現場での実話や、助産士の方の意見なども載せました。

また画期的と自画自賛しているのは、JICAの仕事のためにブラジルでエイズ予防など保健対策に取り組む小貫大輔さんの、シュタイナーからみた、性教育論をも載せている点です。

従来、シュタイナー教育では、性教育についてあまり具体論がありませんでした。家庭で性教育は教えるもの、ということもあり、また、世界のシュタイナー学校出身者のアンケートを見ても、10歳以前での性教育は、シュタイナー学校でもされていないようです。
大体14~16歳ぐらいのようです。

従って、小貫さんの一歩踏み込んだ、性の目覚めが早まり、性病に罹る若い世代の増加を考える必要がある、という見解と性の精神性論との両論が非常に参考になります。
 この小貫さんの記事、ほんの木の新刊「家庭でできるシュタイナーの幼児教育」(12月17日頃発売)にも載っています。ご参考に。
性教育がどうあるべきか、どうしたらいいか、については、前述の「どうしてますか、子どもの性教育」に写真入りで詳しく載っていますので、ご関心のある方はこちらもご覧下さい。
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