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教育から新しい社会のあり方を考える参加型ブログ。国内外のさまざまな教育の紹介など役立つ情報をお届けします。
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【編集長】
柴田敬三(しばたけいぞう)
㈱ほんの木(代表取締役・編集者)

「ほんの木」は、1986年設立の市民派・オルタナティブ(代案提示型)の小出版社。
現在、0~7歳児の親のための本「子どもたちの幸せな未来」シリーズ(隔月刊・年6冊発行)や、代替療法の本「自然治癒力を高める」シリーズ(年4回刊)を発行。
また、環境、エコロジー、NGO、ボランティア、障害者福祉、人権、民主主義、有機農業、ジャーナリズムなどのジャンルの出版物を発行してきました。詳しくは小社HPか、『売れない本にもドラマがある』(柴田敬三・著)をご覧ください。
また、市民派出版物は、なかなかメジャーに売れないため、オーガニック雑貨や健康改善の漢方入浴剤などの商品の通販&卸も手がけています。

shibata@honnoki.co.jp

ほんの木

柴田敬三の
「集まれ!世直しブログ」


*コメント、TBは大歓迎ですが、当方の一方的判断で掲載を控えることもあります。ワガママ勝手、独善的ブログですみません。
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No.24 年末、年始の子育てのニュースから

今年もよろしくお願いします。
私の新年のメッセージは、「柴田敬三の世直しブログ」に掲載していますので、よろしければこちらもご覧下さい。

さて、1月5日、今日あたりから仕事始めの会社が多いようで、背広姿の集団があっちこっちのビルから出たり入ったりしています。
典型的日本のあいさつ回りの正月明け風景です。
さすが着物姿の女性はまず見かけなくなりました。これ、当たり前ですよね。男性が紋付ハカマで、仕事始めに出社するのと同じですよね。ありえない。

何かこの正月は静かでしたね。
でもテレビは相変わらず、お笑いとバラエティ番組ばかり。
「日本人は、要は笑わせりゃァ視聴率を稼げる。スポンサー喜ぶ」という、
テレビ局の作戦が見え見えでした。
あまりにテレビもつまらないので、3日から仕事を開始してしまいました。
いやはや、お笑いテレビが物事の善悪や真実を考えなくさせ、小泉政権を大勝利に導き、あげくの果てに改憲や教育基本法をいじりまくる―――これって日本の現実。悲しいですよね。

さて、年末年始のニュースの中から、教育と子育てに関するニュースを拾ってみました。

①寝ている時におしゃぶりを使うと、乳幼児突然死症候群(SIDS)を大幅に減らせる。(2005年12月29日の朝日新聞)

アメリカのNPOと国立小児保健発達研究所グループが発表しました。
リスクが10分の1になるそうです。
のどの神経系の発達を促すことにも触れています。
これって、小社「子どもたちの幸せな未来」3期6号で、
免疫学の権威 西原克成博士の主張してきたことと同じです。
(博士はうつぶせ寝もSIDSの原因としています)
日本では2005年1月、「おしゃぶりはできるだけ使用しない方がよい」と日本小児学会や日本小児歯科学会の会員でつくる検討委員会が見解をまとめています。
見解、アメリカと正反対。
さて?あなたはどうしますか?
ちなみに日本では西原博士が、口呼吸が免疫病の大きな原因となるため、早くから鼻呼吸の重要性を提唱し、おしゃぶりをすすめています。

②いつの新聞だったか?朝日新聞、今年に入ってです。
国際結婚が、昨年の日本人の結婚のうち、
15組に1組になっているそうです。6.6%。
これって、1クラスの教室に、2人の(30人のクラスとして)ハーフ(ダブル!)の
子どもがいる、っていうことと同じですよね。
いいですね、多様性あって。

日本の教育も、人々も、多様性や宗教、文化などで、国際化できてるんでしょうか。
愛国心だ、伝統だ、日の丸だ・・・文部科学省の方向性や石原都知事の考え方を押し付けてゆくと、ますます増える可能性の高い、多文化、多様性、国際化する日本社会と矛盾することが出るはずです。教育基本法を変えて、非民主的教育にシフトするなど、もっての他だと思います。

③1月3日、朝日新聞。
就学援助、4年で4割増。東京、大阪4人に1人。
学用品や給食費、修学旅行などの援助を受けざるをえない子どもたちが増え続けている記事です。(支給は年間平均小学生7万、中学生12万です)
全国平均でも、子どもの10%強にのぼっているそうです。
競争と勝ち負けを推し進めてきた日本。
経済的な環境の悪化により、この傾向が続けば、教育の機会均等が著しく悪化していることのあらわれになります。

金持ちの家庭に生まれる子どもと、経済的に困っている家庭の子たちが機会の平等はおろか、様々な不平等を余儀なくされています。公正な人生を全うできないことになりますよね。これが日本の姿です。

少なくとも、大学まで、すべての授業料を無料にし、だれもが望めば大学に入れる、その代わり、卒業を厳しくする。特に義務教育は学歴と競争のないことを前提に―――私の初夢はこれです。

制度改革と日本社会全体の価値観の大変革。
日本の未来の設計図には、少なくとも今のようなダッチロールする教育、日の丸君が代で押さえつける教育、のような民主主義への、日本国憲法への骨ぬきはやめましょう。

④1月5日、毎日新聞。
3歳まで育児手当。6歳まで医療無料。少子化対策で政府検討。育児手当15,000円/月額にするというプラン。現行の児童手当は第2子まで月5,000円、3子以後は10,000円です。
それに加えての助成を検討中とのこと。財源は8400億必要だそうです。

私はもっと思い切って、子ども1人5万円ぐらいの月額手当てにし、少なくとも15歳まで手当てを出せば、若い夫婦やシングルマザーへの大きな希望と援助になると思うのですが。財源は、政府試算で比較すると12倍、10兆円規模になります。

公共事業のムダを削って、10兆円ぐらいは、捻出できるのでは?と思いますが。
いかがですか、自民・公明の皆さん。
by alternative-edu | 2006-01-06 18:11 | 最近のニュースから
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