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教育から新しい社会のあり方を考える参加型ブログ。国内外のさまざまな教育の紹介など役立つ情報をお届けします。
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【編集長】
柴田敬三(しばたけいぞう)
㈱ほんの木(代表取締役・編集者)

「ほんの木」は、1986年設立の市民派・オルタナティブ(代案提示型)の小出版社。
現在、0~7歳児の親のための本「子どもたちの幸せな未来」シリーズ(隔月刊・年6冊発行)や、代替療法の本「自然治癒力を高める」シリーズ(年4回刊)を発行。
また、環境、エコロジー、NGO、ボランティア、障害者福祉、人権、民主主義、有機農業、ジャーナリズムなどのジャンルの出版物を発行してきました。詳しくは小社HPか、『売れない本にもドラマがある』(柴田敬三・著)をご覧ください。
また、市民派出版物は、なかなかメジャーに売れないため、オーガニック雑貨や健康改善の漢方入浴剤などの商品の通販&卸も手がけています。

shibata@honnoki.co.jp

ほんの木

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「集まれ!世直しブログ」


*コメント、TBは大歓迎ですが、当方の一方的判断で掲載を控えることもあります。ワガママ勝手、独善的ブログですみません。
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No.43 「いいこと探し」子育て法とシュタイナー教育

たまには「ふっ」とほほえむことのできる話題を書きますね。

今、私が進行に加わっている本が3冊あります。
1冊は「姿勢は運命を変える!」、これは4月初旬発売です。
2冊目は、「体がめざめる毒出し健康法」、4月10日ぐらいに発売でしょうか?そして、3冊目が「子どもが輝く幸せな子育て」です。

その3冊目は、秋田在住で、自宅1階を「陽だまりサロン」という名の、みんなが集まれるスペースにし、子育てや地域の多様な人々のサポートを行っている著者、藤村亜紀さんの当社、第2作目の本です。
4月中旬発売予定です。

で、この「子どもが輝く幸せな子育て」の校正をしていた所、発売がまだ先のため、どうしても1日も早く、子育て中のお母さん、お父さんにお知らせしたいエピソードがあったので、今、ご紹介します。

それは、「いいこと探し」という、子どもとのコミュニケーション法のことです。藤村さん流の子育ての一つです。
夜寝る前に、子どもたちと、その日にあった、うれしかったこと、楽しかったことを親子で発表するのだそうです。
明日もいいことがいっぱいあるよ。おやすみなさーい」と声を合わせて終わり、眠りにつくのだそうです。

いい子育てでしょ? ぜひ始めてみて下さい。お母さん、お父さんも、その日の「いいこと」を子どもに話すのです。
内容次第では、とても子どもの心の栄養となるはずです。

今から20年ぐらい前、私も下の娘が幼稚園に入った頃、ちょっと神経質で夜、寝付きがよくない娘が、「眠れない・・・」と言っていたときに、時々させたことがあります。

「今日一日の中で、楽しかったこと、あった?」と聞くのです。すると、子どもはたいて、1つや2つ、見つけます。「うん、あった」と。
「じゃあ、そのことをもう一度思い出してごらん。きっとすぐ眠れるよ」と言ってあげると、それから割とすぐ眠れたみたいでした。

人間、誰も、心に悩みがあると、なかなか寝付けないものです。きっと子どもにも悩みはあるのです。

でも、藤村さんの「いいこと探し」は驚きでした。
私のはるか上を行ってます。コミュニケーションを前提にして、なおかつ、親が子に、大切な何かを伝えることができるのですから。(あー、知ってればやってたのに!)

もうひとつ、ついでに。

シュタイナー教育では、絵本を読むより「素話」を大切にしますが、以前、ブラジルのファベーラという貧しい人々の住むところで、シュタイナーのコミュニティーを作り、大きな成果をあげていた、ウテ・クレーマーさんというドイツ人の女性が来日し、色々と話しました。

彼女は手づくりの絵本を抱えてきて、それを出版したいという希望があることを知り、その年のクリスマスに間に合うよう、絵本をほんの木で出版しました。それが「クリスマスに咲いたひまわり」です。

その時、絵本について、素話じゃなければいけないのですか?とたずねたところ、
絵本でもいいんですよ。子どもが眠りにつく時、子どもの魂に栄養を与えるような中身の本を選んで、話してあげるのがいいんですよ」「あなたのお話を大切に胸に抱えて、夢の世界に旅立って行くのですから」と話してくれたのを印象的に覚えています。
私がシュタイナー教育に強く関心を持った一つのエピソードです。
そして、私が、自分の子育ての時代に、まだ知識がなくて、自分の子にはしてあげられなかった多くの素晴らしい子育てや教育本のエッセンスを、今、子育て中のお父さん、お母さんにぜひ伝えたいと思っているのは、こんな背景があるからです。

絵本も素話も、「いいこと探し」も、子どもの魂が、今日1日が終わって、魂の世界へ休みに行く時に、すばらしい栄養になるのでしょうね。

ちなみに、藤村亜紀さんの第1作は、「心で感じる幸せな子育て」(ほんの木刊)。シュタイナー幼児教育の入門的エッセイでした。
これもとってもいい本で、わかりやすい子育て書です。

ご訪問感謝です。クリックお願いします!→No.43  「いいこと探し」子育て法とシュタイナー教育_e0086848_21253960.gif
by alternative-edu | 2006-03-25 18:19 | 雑感
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